リースバックという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
不動産を売ったけど、その不動産に賃料を払って、借りることです。
自宅を売ったのに、住み続けることができます。
家賃は払いますが、一度にまとまった、お金を手に入れることができます。
一方で、
リバースモーゲージ
というものも、あります。
これは、自宅を担保に入れて、生活資金を借りることです。
原則、お金を借りた人が、亡くなると、売却され、その代金は借金に充てられます。
リースバック、リバースモーゲージ、どちらも、住みながら、自宅を活用し、生活資金を得ます。
ただし、これらは、自宅に経済的価値がないと、できません。
たとえば、築数十年の建物には、価値がない場合が、ほとんですので、土地に価値があることが重要です。
ところで、リバースモーゲージは、主に、老後資金を目的としますが、
リースバックは、いろいろ、使えます。
例えば、住み替えなどで、新しい家の資金のため、古い家を売るといった場合に、
古い家から新しい家に、直接、引っ越しできれば、いいですが、
タイミングによっては、
1 古い家
2 アパート
3 新しい家
となり、いったん、アパートに引っ越す必要があるかもしれません。
家を売る前に、新しい家の計画を進めるのであれば、
新しい家の資金のために、つなぎ融資を受ける必要がでてくるかもしれません。
こういうときに、
「不動産を売ったけど、引き渡しは、賃料を払うから、もう少し、待ってね。」
とすれば、引っ越しも、つなぎ融資も、不要になります。
ただし、問題は、家賃です。
経済的理由で、リースバックする場合や、長期になる場合は、引越し費用や、つなぎ融資の手数料の方が、安くなるかもしれません。
しかし、リースバックや、リバースモーゲージは、生前に不動産の処分ができますので、空家リスクを減らせることは間違いありませんね。