自宅を担保に生活資金が毎月借りられ、返済は亡くなった後でよい
各市町の社会福祉協議会が実施している、自宅を担保にし、生活資金を借り入れる制度を紹介いたします。
返済は、借入申込者が亡くなった後に、一括して行います。ですので、生前は、返済不要のため、全額、生活費に使えます。
いわゆるリバースモーゲージというものです。
要件は、
- 住んでいる自宅の土地のみの資産評価額が1,000万円以上
- 3年以上の貸付期間
- 推定相続人全員の同意
- 借入申込者が所有し、居住している不動産
- 居住不動産に、用益権、担保権が設定されていないこと
- 同居人に借入申込者とその両親、借入申込者の配偶者、及びその両親以外の同居人がいないこと。
- 世帯全員が原則65才以上
- 市長民税の所得割が課税されていない世帯
と、結構多いです。
ひと月に借りられる額は、30万円以内です。
ただし、貸付元利金が土地の評価額の7割に達してしまうと、もう、借りられなくなります。
連帯保証人が必要です。推定相続人の中から1名選ぶ必要があります。
その他、登記費用や不動産鑑定士による土地の評価費用や、不動産の処分費用等は、すべて借受人の負担になります。
なお、借受人が亡くなっても、同居している配偶者が、その契約を承継できる場合があります。
詳しくは、お住いの市町の社会福祉協議会へご相談ください。