リースバックとは、簡単にいうと、
「売っちゃうけど、貸してね」
というものです.
流れは
1 ご自宅を、不動産業者などに、売る(売買代金を手に入れる)。
2 その不動産業者と建物賃貸借契約を結ぶ。
3 そのまま、家賃を払い、ご自宅(借家)に住み続ける。
です。
一方、リバースモーゲージは
「自宅を担保にお金を借り、将来自宅を売って、お金を返す」
というものです。
1 リバースモーゲージの契約をする(お金を借りる)。
2 そのまま、返済(利息のみ)しながら、自宅に住み続ける。
という流れです。
どちらも、家を手放すことを前提にしています。
いますぐにせよ、将来にせよ、です。
もちろん、いずれも、解約や、買い戻しにより、なかったことにできる場合がありますが、お金が必要です。
また、そのまま、家に住み続けられるというメリットはある一方、デメリットがあります。
リバースモーゲージのデメリット
・不動産の価値や金利の変動リスクがある
・長生きリスク(リスクと言ってしまうのには抵抗がありますが)がある。
リースバックのデメリット
・通常の売却より売却価格が低い
・賃貸期間に定めがある(契約による)
・所有権がなくなる(リバースモーゲージは所有権はすぐには失わない)
・家賃の支払いがある(リバースモーゲージは利息のみの返還)
リースバックもリバースモーゲージも、引っ越しをしなくて済むというメリットはありますが、逆にいうと、引っ越しをいとわないのであれば、売ってしまう方が、経済合理性は高いといえます。
あなたならどうする!?