借金の確認
相続と言えば、プラスの財産をイメージされる方も多いと思いますが、マイナスの財産である借金も相続されます。
相続財産をお金に変えて、全ての借金が返せるのなら、問題ありませんが、足が出る場合が問題です。
相続人全員で、返していく必要があります。
このような事は避けたいですよね。なので、親が元気なうちに聞いておく必要があるのです。
注意すべきは、自分がした借金だけじゃなく、誰かの保証人になっている場合も同様です。
その誰かが借金を返せなくなった場合、債権者は、こちらにも請求してくるでしょう。
ですので、
- 完済してない借金はないか?
- 誰かの保証人になったことはないか?
- 自営業をしていたことはないか?
このあたりは、聞いておくと良いでしょう。
「1.完済してない借金はないか?」ですが、亡くなられた時点で、完済してない借金は、相続されるからです。
「2.誰かの保証人になったことはないか?」ですが、保証人になった事を忘れているのが一番怖いです。よく、思い出してもらってください。
「3.の自営業をしていたことはないか?」というのは、業種にもよるのですが、自営業者間で、連帯保証人になっていたり、個人間の借金があることが、たまに、あるからです。
認知症になってからでは、遅いので、ぜひ、早めにお聞きになる事をおすすめします。